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米インテルと米ノベルは5月7日、モバイル端末向けLinuxプラットフォーム
「Moblin」で協業していくと発表した。ノベルは、Atom搭載のネットブック製品や
モバイル端末でMoblinベースの製品を設計していく。同時に、ノベルは「Novell
Open Labs in Taiwan」を設立。すでにインテルが台湾で、Taiwan Institute for
Information Industryと共同設立したTaiwan Mobin Enabling Center(MEC)と
合わせて、Moblineの互換性検証や普及促進活動行っていくという。
Mobinはインテルが2007年7月に開始したプロジェクトで、Linuxベースのモバイル
向けソフトウェアのフルスタックを提供する。省電力設計を念頭にチューニング
されたLinuxカーネルの上に、2D/3DのGUIライブラリ、UIアニメーションライブラリ、
メディア関連のコーデック、 MozillaベースのWebレンダリングエンジンなどを統合
している。また、Wi-FiやWiMAX、3Gネットワーク用のスタック、テレフォニー系の
APIを備えるなど携帯電話端末向けのモジュールも用意されている。
同ジャンルの製品として、Android搭載ネットブックの登場が噂されている。
また、ARMとカノニカルは協業してデスクトップ版のUnbutuをARMに対応させると
発表している。これらはARMとx86というアーキテクチャやUIフレームワークの違いを
のぞくと、コアライブラリには共通したものも多い。
「Linuxベースのネットブック」という市場が存在するかどうか、まだ誰にも分から
ないが、Android、Moblin、Unbutuと、それぞれをバックアップするベンダの陣容が
少し見えてきた格好だ。
●Moblinのソフトウェアスタック概要
URLリンク(www.atmarkit.co.jp)
◎米インテルの発表資料
URLリンク(www.intel.com)
◎ソース
URLリンク(www.atmarkit.co.jp)