67年間模型船を作り続けた浩之さんがお亡くなりにat LINUX
67年間模型船を作り続けた浩之さんがお亡くなりに - 暇つぶし2ch1:login:Penguin
08/07/13 22:50:17 s5i+pUzi
今月21日の「海の日」を前に、紙で模型船を作る達人を港町・神戸に訪ねた。キャ
リア67年の大沢浩之さん、76歳。寿命の短い船舶の個性を後世へ伝えようと、病を
押して製作に励んでいた。夢の結晶ともいえる精密な作品は、全国各地の博物館で見
ることができる。全長3メートルのロイヤルプリンセス号を飾る神戸海洋博物館でも、大
沢さんの模型展が近々開かれる。
海は広く、大きい。出帆を告げるドラの音、汽笛。船で外国へ行ってみたい―。模型船
に囲まれた自宅応接間。大沢さんは遠くを眺め、あこがれの欧州航路を口にした。日本
を離れ香港、シンガポール、アデン。スエズ運河を経て、さらにマルセイユ、ロンドンへ。
実は、一度も海外旅行の経験がない。腎臓病で隔日の透析が必要なため、したくてもで
きない。じっと見守る絢子夫人が、そっと言った。「退職してさあ海外、という年に病気でね
。一泊でも無理でしょう」200分の1の作品は、すべて達人が夢を紡いだものだった。
2階の工作室へ移る。100年前、神戸からブラジルへ移民を運んだ笠戸丸が、完成に近
づいていた。「1万トン級なら30日、1000トンクラスは10日ほどかかるかねえ」厚さ1ミ
リの茶色いボール紙と、薄くて白いボール紙で船体はできている。細部はケント紙に頼り
、菓子箱までカミソリで切り抜いて利用する。「趣味にしては安くつく。何せ99%が紙です
から」デッキの手すりとして、ミシン糸を木工ボンドで張り付けた。木を削ったマストには、
世界の国旗がはためいている。精巧な模型を持ち上げ、幾度も食い入るように見つめた。

URLリンク(hochi.yomiuri.co.jp)

依頼446


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch