08/02/03 15:36:16 IKI8E8xR
>>783
注意して欲しい点が2つ。
一つは、RH系現行版とDebian系安定版では、傾向としてRH系のほうがソフトウェアの世代が
新しいということ。(量はDebianのほうが圧倒的に多いが、それはXもなかったこところの
プリミティブなソフトウェアまでを含めた話である。)だいたい現行のDebian安定版とCentOSが同等ぐらい、
Fedoraはその一年ぐらい先に進んでいる。現在DebianのtasingにあるようなものがFedoraではすでに
パッケージ、リリースされ、Fedora rawhideではその先が開発されているような印象である。
例えばx86_64(AMD64)関係、compiz、scimなどはリリース間隔が短いfedoraで
真っ先に標準採用され普及してきた経緯がある。今後もfirefox3、フリー版java、xen仮想化関連、PoenVPN関連
sambaなどのcifs対応、ext4採用などではそうなる可能性が高いかもしれない。これが人柱鳥たる所以である。
こういう先端部分ではDebian系では本家を待ちきれないUbuntuなどが、本家を待たずに
独自先行で採用するケースも増えている。
もう一つは、最終的に商用展開が念頭にあるRH系に対して、専門家のコミュニティーベースのDebianは
どうしてもユーザーフレンドリィ(というか、コンシューマフレンドリー)さに欠けるきらいがあるということ。
(最近はだいぶよくなってきているが)いわばDebianのこの欠点を改善したことがUbuntuの爆発的なヒットの
原因でもある。