06/11/26 18:49:54 6xiQyS+W
フォローしておくと、日経コンピュータはOSSを否定的に書いているのではなく、
問題点を挙げてこれからどうしていくべきかを提言するものになっている。
全文は日経コンピュータを購読すべし。
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問題のひとつに、OSSの熱烈な支持者・推進者が「プロプライエタリ・商業主義・
MSは悪、オープンソースは善」という、一般利用者を無視した非現実的・観念的な
善悪論を唱えがちなところがある。
2chに極端な人物がいるのはしょうがないが、OSSコミュニティにおいてもそういう
人物は必ずしも珍しくない。
今回の日経の記事のような、OSSの問題点を提起するような発言をすると、
「なるほど、そういう問題もある。どうしていくべきだろう?こうしたらいいんじゃないか?」
ではなく、「オマエはxxの社員・工作員か!」のような反応もよくあることだ。
一部の利用者を除いて、ほとんどの利用者は「自分にとってメリットのあるソフトか?」
がソフトを利用する主目的であって、そんな主義主張は関係ない。
GPL3や今回のMS-Novell提携に関する議論に見られるように、オープン・自由が信条
でありながら、多様性を否定し自分たちのルールに拘る彼等の思想はあまりにも
独善的で閉鎖的。
これこそが、OSSの普及を妨げる原因のひとつだと言える。
柔軟さを欠き、極論を持ち出して前向きな捉え方を否定する>>19のようなスタンスは
中世の魔女狩りの裁判や、世界状勢を騒がす宗教的原理主義者を思わせる。
彼らに対して「共産主義者」「カルト信者」という揶揄が使われるのは、的外れな
ことではない。
リーナスのような現実的で柔軟な考え方が、必ずしも主流にならないのは残念なことだ。