05/05/08 21:36:35 rskgZjBC
>>173
GPLはソフトウエアの完全なソースコードを提供する義務があるということを主張している
だけで、各ユーザに手取り足取りインストールの手順の教育からハードウエアの準備まで
無償で(または適当なコストで)行ないなさいなんて言ってないよ。
そもそも携帯電話などのフラッシュメモリに書き込むためのソフトウエアは本体の
ソフトウエア(今回ならLinuxカーネル)とは別のものなのでGPLは影響を及ぼせないよ。
その書き込みソフトは単にGPLで守られたソフトウエアを入力パラメータとして受け付けて
それをありのまま書き込むだけなので、もしもそれがGPLの適用を受けるのなら、GPL
ソフトと何らかの入出力を交換しあうソフトはすべてGPLが強制されてしまうことになる。
たとえばGPLなソフトとプロプライエタリなソフトでパイプ接続するだけでプロプライエタリ
は崩れてGPLが強制されることになってしまう(あくまで反例ね)。
なので、メーカーが提供すべきなのはソースコードそのものとそのコンパイル手順
(Linuxカーネルなら同梱のドキュメントがあるのであえて書く必要も無いが)、
そしてインストール手順(make installするだけなのであえて書く必要はないはず)だけ。
フラッシュへの書き込み方やそのソフトはGPL範囲外なのでシカトOK。
ちなみに、GPL原文では
For an executable work, complete source code means all the source code
for all modules it contains, plus any associated interface definition files,
plus the scripts used to control compilation and installation of the executable.
となっている。"script" であって "manual" ではないことに注意。