10/07/10 03:01:54 h5gQIEnp
>>847のせつめー
2TBだと39億個以上のセクタがあるHDDで完璧な健康を永遠に持続するのは難しい。
そこで、昨今のHDDには壊れながらも使っていけるような仕組みが備わってる。
読み取れないセクタがあったらHDDは代替保留セクタ(SMART項目番号197=C5:Current Pending Sector)に指定する。
そこに上書き命令が来たらHDDは自動代替して別のエリアを使用する。OSは何も気にしなくても勝手に置き換わる。
しかし上書き命令が来なければ勝手には修復されない。
仮に、OSが保留を検知して上書き修復してファイルシステムの論理的整合性を保ってくれたらとても楽になる。
でも上書きすれば必ず代替されるという保証はないし、
上書きしてもいいかどうかユーザの意向を無視してOSが半自動的に判断するのは危険だし、
それを自動的にやるような仕組みは一般的にはなってない。
修復には人間の操作と判断が介在するのは現時点ではやむを得ない。
昔から、物理的に読み取れない部分をcheckdiskやfsck等で
ファイルシステムから論理的に切り離す手っ取り早い方法がある。
しかし上書きはされないから保留セクタはHDD上にそのまま残ってしまう。
そのような状態で物理的にセクタ単位でコピーするイメージ操作ツールを使うと、
保留部分が読めなくてエラーになるはず。
イメージ操作ツールによっては読取不可部分を同一サイズのゼロで置換するものもあるけど、
中身の消えたデータが残っているのでファイルシステムまたはファイル単位の論理的なエラーは内包している。
論理的にファイルシステム上の忌避エリアに指定した後で上書きして物理的に代替できたとしても、
OSがそれを検知して忌避エリア指定の解除をするような仕組みはない。
ファイルシステムには論理的な忌避エリアとして記録されたままになるから、
代替済みの健康なHDDでも「○○個の不良セクタがあります」的な状態になったりする。
上書きで物理的に代替してしまえばイメージコピーやリストアが可能になるけど、
OSはそれを知らないのでファイルシステム上の論理的な忌避エリアが含まれたままになる。
かと言って読み取れない部分を何かが勝手に代替たりしたらファイルシステムが論理的に壊れてしまう。
じゃあどうしたらいいかというと>>847
長文ウゼー