10/05/25 05:31:57 VR9ZHk6X
>>425
CMPSU-650HXJPは2006年Q1までにあらかた開発が終わったSS-650HT(2006年夏発売)と基本設計は大体同じ。
その後、使用部品を変え、2009年夏に高効率化を達成、同じ型番でマイナーチェンジしたのがSS-650HT(80PLUS Bronze)になる。
また、総出力に対する12Vの割合は変わらないものの、4系統あった12Vラインは完全に1系統に纏められた。
設計を1系統化したことにより、以前のモデルで12Vを無理矢理25~30A引っ張った時の不安定は解消できる。
CMPSU-650HXJPは、SS-650HT(新)をベースにプラグイン化を加えたものとみていい。実際の出力の傾向が非常に似ている。
長期保証は設計的に枯れた電源であること、かつ現場で実用されて経年での信頼性が取れているから、という面もあるのかもしれない。
効率は SS-650HT(新) > CMPSU-650HXJP ←これはプラグインにした分の損失だろう。 ちなみにSS-650HT(新)は日本市場には出てない。
TP-650AP(TP-650)は、 M12Dを低出力、かつ廉価にした電源。 ベース・設計的にはCMPSU-650HXJPより2~年くらい新しい。
12Vから5Vを捻出するDC/DCコンバータを積み12V系統を より強化、最近のニーズにあわせた電源。潜在的な性能はこちらが上。
細かい所でM12Dより修正されている面もあるが、1次側の85℃コンデンサや電圧の安定度はM12Dに軍配が上がる。ただし、M12Dに600Wクラス含めて、それ以下はモデルが無い。
M12Dは2系統であるものの、TP-650APは4系統となっている。12Vラインは54A。 設計が新しいだけあって24WほどCMPSU-650HXJPより出力が大きい。
以上の説明を裏付けするように TP-650AP > SS-650HT(新/1系統) > CMPSU-650HXJP(1系統) > SS-650HT (旧・4系統) 効率率はこの順となる。
ただ、扱いやすさ(12Vの系統差)では、CMPSU-650HXJP > TP-650AP となり、 安定度なら僅差でTP-650といったところ。