10/02/17 00:32:08 8PFuEKR8
>>306
質問主の>>290さんが納得されているっぽいので、わざわざ補足するまでもないかもですが。
しかも、無駄に長文でスミマセン
> では、何故ROPを8にせざるを得なかったのか……
> 考え得る原因としては第1に歩留まり、第2に消費電力(補助電力なしで動くかどうか)に尽きると思う
歩留まりに関してですが、GeForce GT240に採用されているGT215コアのダイサイズは130mm^2
程度であり、TSMC 40nmを採用した初のGPUであるHD4770(RV740)の136mm^2とほぼ同じです。
GT215の量産が開始された時点で、TSMC 40nmプロセスで製造されるGPUで最大のダイサイズ
を持つ製品はRV740で、そのRV740が歩留まりに苦しんでいた為、NVIDIAとしてはそれを上回る
ダイサイズでの設計は避けたかったのかもしれませんね。
GT212および214と呼ばれていたコアがキャンセルされた後だけに、NVIDIAとしては失敗が許され
る状況ではなかったですし。
で、RV740やGT215程度のダイサイズの場合、エッジ長(ダイの周辺長)の問題からそもそも128bit
を超えるバス幅の確保には無理がある為、必然的にバス幅は128bitとなったわけです。
で、メモリ帯域自体はGDDR5化で128bitでも相応に確保はでたわけですが…メモリバス幅縮小に
呼応してROPs数まで減ってしまった結果、ことグラフィック描画パフォーマンスで9600GTの後塵を
拝してしまった。なぜか?
これは、既に>>127さんが書かれていますが、G9xおよびGT200世代のメモリ周りの設計が、4基の
ROPとセットになった64bitバスメモリコントローラー搭載数で、バス幅を決定してるせいかと。
要は、NVIDIAは、メモリバス幅とROP数の関係(64bit/4ROP)を変えるような、踏み込んだメモコン
の設計変更をGT215ではしていないわけです。なぜしなかったか?
そもそも、GT215は当初から、キャンセルされたGT214の劣化版、間に合わせのコアであると言われ
ていました。GT212/214が相次いでキャンセル、当時GT300と呼ばれてたGF100開発に開発リソース
は食われまくっている…しかし新コアは必要…
そんな台所事情から生まれたが故、GT215は中途半端な仕上がりとなったのかもしれませんね。
,,,
( ゚д゚)つ┃ (補足のつもりが元レスより長文…申し訳ありません。