10/03/21 17:15:54 tQ2m2qMB
今回やってみた Westmere vs. Nehalem の比較に関する、個人的なまとめです。
1. Intelはマルチコア化でコア性能を犠牲にするつもりは無さそう。
AMD が Istanbul で 4 → 6 へのコア増強と引き換えにクロックを下げたのとは対照的です。
2. L3レイテンシの低下はL3容量その他の改善によりカバーされている。
3. 次世代以降の性能向上の鍵はダイスタッキング等によるメモリ帯域の改善になる可能性が大きい
今回の比較でもCINTに比べてCFPの改善が小さいという結果になりましたが、これはCFP2006が結果に対するメモリ帯域の依存性が大きいという特性によるものです。
マルチコア化に伴って『コア当たり』のメモリ帯域はますます逼迫する方向に向かうため、メモリ帯域の分野でのブレークスルーがますます重要になりそうです。