CPUアーキテクチャについて語れ 16at JISAKU
CPUアーキテクチャについて語れ 16 - 暇つぶし2ch316:MACオタ@ここまで
09/12/23 12:54:13 FLB/nvDP
IBMがセミナー資料として公開しているJ. M. Tendler氏のプレゼンのいくつかのバージョン
がネット上で見つかりますが、POWER7のキャッシュ/メモリ階層と、コヒーレンシ維持機構
について詳細に記されています。
URLリンク(www.ibm.com)(Presented+to+Philadelphia+Users+Group,+2009-11-17).pdf
 ・メモリ
  - デュアル・メモリコントローラ
  - メモリコントローラとDIMMの間には"Advanced Buffer Chip"を挟む
   (POWER4以来の"SMI"チップと同じ)
  - メモリコントローラとバッファ間は8-chの高速リンク
   差動インターフェース採用、6.4GHz, 28-byte (total?)
  - DDR3、800, 1066, 1333, 1600MHz サポート
・eDRAM L3 (32MB)
  - ローカル接続メモリの1/3のレイテンシ
  - 単一スレッドが全領域を占有する設定も可能
 ・"Fast Local" L3
  - L3の一部 (up to 4MB)を低レイテンシの高速領域として利用可能
  - 通常L3の1/5のレイテンシ
 ・L2 "Turbo" キャッシュ
  - L2はコアと緊密に結合
  - 上記の『ローカル』L3の1/3のレイテンシ
 ・キャッシュ階層
  L1: write-through, L2: write-back, Local L3: partial-victim, Shared L3: adaptive
 ・メモリコヒーレンシ
  - Global Coherence Throughput: 32GB/s (POWER6) -> 450GB/s (POWER7)
  - 『投機的』コヒーレンシ通信
  - 複雑な共有状態を表現する13レベルの共有ステータス

書き忘れましたが、統合eDRAMに関してSOIを利用したFBC (Floating Body Cell)との
観測もありましたが、トレンチ構造とのこと。
URLリンク(journal.mycom.co.jp)
  ----------------------
  このDRAMはDeep Trenchキャパシタを使用するタイプのものであり、SOIのBox
  (Buried Oxide)層を取り除いてその下のシリコンバルクに深い溝を掘り、その溝の
  側面に情報記憶用のキャパシタを作る。
  ----------------------


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch