09/02/07 20:03:03 LrWfAS4e
自作初心者のための正しい電源の選び方
1 容量を決めよう!
容量不足は不安定の原因になりますが、安易に大容量を選んではいけません。
400Wで足りるのに500Wを選ぶと、100W分の余計な無効電力を消費します。
無効電力は電気代には加算されませんが、電気を無駄に消費していることに変わりはありません。
地球環境と発熱のため、最適な容量を計算しましょう。
2 効率に気をつけよう!
電源の容量は皮相電力なので、容量分の電力を無駄なく出力できるわけではありません。
実際に電源が出力できる容量は、「容量×効率」で計算できます。
例えば、効率70%の400W電源だと、実際に出力できるのは400×0.70=280W。
残り120Wは電源が消費してしまうのです。
この場合、400Wという見かけの容量に騙されて、280W以上の構成にすると電力不足に陥ります。
3 規格をチェックしよう!
必ず最新のATX12VのVer.2.2を選びましょう。
Ver.2.1以前の電源は、最新マザーボードでは使えません。
またEPS規格に対応している電源を選ぶのが好ましいです。
EPSはサーバー用の規格なので、高品質の証になります。
4 CPUとOSへの対応をチェックしよう!
デュアルコアCPU対応、VISTA対応の電源を選びましょう。
非対応の電源では片方のコアしか動かなかったり、VISTAが不安定になります。
5 MTBFをチェックしよう!
MTBFとは、平均故障間隔で製品の耐久性・寿命を示す数値です。
MTBF140000時間なら、平均して140000時間は壊れずに使い続けられます。
6 入力電圧の対応をチェックしよう!
国内専用100V回路電源か、電圧切り替えスイッチが付いている電源を選びましょう。
切り替えスイッチの無いユニバーサルタイプは、日本の100V環境では不具合の原因になります。
7 ファンのサイズと種類をチェックしよう!
冷却性と静音性を兼ね備えた12cm以上のスリーブベアリングファンを使用している電源を購入しましょう 。
8cmボールベアリングファンを使用した電源は設計が古く、冷却性も静音性も劣ります。
8 保証をチェックしよう!
耐久性と品質は保証期間に比例するので、保証期間の長い電源=いい電源になります。
保証期間の長い電源を選びましょう。