08/11/19 10:48:23 QqmBri+6
7－9月期企業業績、為替差損で大幅減益
7－9月期の上場企業の売上高は好調だったが、ウォン安による為替差損で最終利益が急減したこと
が分かった。世界的な金融危機が実体経済に飛び火する前の時期に当たるため、本業は堅調だったが、
金融商品に足元をすくわれた格好だ。
特に店頭市場コスダックに上場する企業は通貨オプション商品の損失も重なり、4－6月期に続き、
7－9月期も大幅な赤字を記録した。
証券先物取引所と韓国上場企業協議会が18日、有価証券市場（メーンボードに相当）の12月決算法
人570社の業績を集計したところ、売上高は227兆7975億ウォン（約15兆2500億円）で、前年同期比
29.53％の増加だった。一方、営業利益は14兆1240億ウォン（約9500億円）で同9.72％の減少となり、
最終利益は6兆770億ウォン（約4100億円）で同59.24％の大幅な減少を記録した。この結果、1－9月
期業績は売上高が同25.3％、営業利益が同15.2％増加したが、最終利益は同19.6％減の34兆8700億ウ
ォン（約2兆3000億円）にとどまった。
証券先物取引所のユン・ギジュン公示チーム長は「ウォン安による輸出好調で増加した売上高と営
業利益が、為替リスクヘッジのための投資失敗で吹き飛んだ。それに加え、多くの子会社を抱える企
業は持分法損失が拡大した」と分析した。
また、コスダック市場の12月決算法人902社による7－9月期の売上高は同23.84％増の20兆1379億ウ
ォン（約1兆3000億円）、営業利益は同41.51％増の1兆1400億ウォン（約760億円）だったが、最終損
益は6511億ウォン（約440億円）の赤字となり、赤字幅は4－6月期（2220億ウォン＝約150億円）より
も拡大した。
コスダック上場企業の最終赤字は、通貨オプション商品への投資失敗で債権団による共同管理に移
行した泰山LCDが6092億ウォン（約400億円）の投資損失を出すなど、通貨オプション商品による損失
が決定打となった。
李仁烈（イ・インヨル）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
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