08/08/07 22:27:25 m9U1k8nh
続報
米グラフィックプロセッサー大手のnVIDIAが顧客向けに納品したノートブック用GPUに
発生した不良品の回収および再生産費用として1億5000万-2億ドル(約157億-210億円)
の特別損失を計上していた問題に関連して、不良品の回収が間に合わず、多数の製品が
ノートブックPCに組み込まれた形で市場に出荷、販売されていたことが1日まで明らかと
なった。
問題のGPUはノートブック向けに生産が行われた「G84」と「G86」。
nVIDIAでは不具合の現象を把握した時点で、生産済みのもの、また、顧客に出荷されていた
製品は全て回収し、再生産を行った模様だが、デル、ヒュレット・パッカード、アップル、
レノボなど、多数のメーカー製のノートブックPCが、この影響を受けたものと見られている。
具体的な不具合の中身とは、GPUが異常な発熱を起こすなどの問題を引き起こすというもの。
デル、ヒュレット・パッカードなどの一部のメーカーではノートブックPCの内蔵ファンの
回転数を上げることで、この問題に対処するBIOSのアップデートの提供を開始するところも
表れてきているが、これらのワークアラウンドでどれだけ、GPUの異常な発熱を防ぐことが
できるのかは未知数。
以前、発生したソニー製のリチウムイオンバッテリーの障害の場合、問題となったロットの
リチウムイオンバッテリーを交換することで対応することができたが、今回、問題となった
GPUは基盤に組み込まれているため、交換で対応するということは不可能なこともあり
メーカー側では製品保証期間の延長を行うことなども視野に入れて対応策の取りまとめ作業を
続けている。
ソースURLリンク(www.technobahn.com)