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韓流時代劇は“オヤジ”がはまる―。
2004年にNHK総合で放送された「冬のソナタ」で、社会現象になった韓流ドラマ。
その後ブームが沈静化したかにみえる中、実は人気の軸は恋愛ドラマから、
英雄の骨太の人生を描く時代劇へと移っている。「ヨン様」に熱狂した
おばさまに代わり、人気を支えるのが中高年男性だ。
昨年末、川崎市内のDVDレンタル大手「TSUTAYA」の川崎駅前店。
高句麗建国の英雄を描く韓流時代劇の人気作品「朱蒙(チュモン)」の
最終話DVDが目当ての中高年男性客が次々と来店した。
横浜市の小島誠一さん(61)は「パターン化した日本の時代劇と違い、
剣術の動き一つとっても面白く、男のぶつかり合いがある。
サクセスストーリーとはいえ、物語に起伏があって主人公は常に苦悩し、
最後に1、2度ハッピーになる程度。それでも見るのは脚本が良いから」と話す。
川崎市の男性(50)も2年前から、渤海を建国した実在の英雄を描いて
韓国で高視聴率を記録した「大祚栄(テジョヨン)」などを見続けてきた。
「登場人物が人間的で面白く描かれていて、はまった」。今は韓国語も勉強している。
2人とも、05年からNHK総合で放送された時代劇「宮廷女官チャングムの誓い」を
見たのが、ファンになるきっかけ。韓流ドラマに詳しいライターの小田香さんによると、
韓流ファンの妻が見ていたこのドラマをのぞき見て、時代劇の奥深さに目覚めた男性が多かった。
この作品が男女の橋渡し役を果たし、韓流は変化を遂げたという。