08/06/05 06:26:56 m5O4WPW50
>>741
読み手側が評価するシステムなら、「そうじゃない」ことは起こらない。
書き手達が、自分が発信したい、自分が信じている情報を書き争う状況を、
社会的に矯正できないシステムになっているから、
ウィキペディアの編集合戦が問題性のある記事を次々と残す形になる。
もちろん、多数決で決めれば良いわけではない。
編集合戦に参加しているほとんどが素人なら、
勘違いした、易しく考えて理解できる解釈のほうを、正しいと判断して、
専門家の視点から示された、理解しにくい情報のほうを、
間違っていると指摘する形になることが、圧倒的に多いから、
そのまま決を採れば、誤情報のほうが明らかに正しいと判定されてしまう。
結果的に、専門家から見て、
ウィキペディアのコミュニティは、誤情報を生み出して流布する社会悪であり、
あたかも、非行グループが仕切っているかのように見えてしまうことになる。
これは、実際には、ウィキペディアのコミュニティが劣悪なのではなく、
システム的に欠陥があるからこそ起こっている現象にすぎない。
もちろん、情報システムの専門家がウィキペディアを適切に設計しなおせば、
この問題はいとも簡単に解決する。
素人がやっているから起こっている、初歩的な間違いにすぎない。
しかし、現実のウィキペディアは、
このような単純な軌道修正すらできない状態が続いている。
なぜなのかここにクドクド書かなくても、もう分かると思う。