07/06/11 16:07:38 ElrS4UXY
非常に初歩的なことなので、うんざりする人もいると思うが、
避けて通れない基礎知識なので触れておこう。
人類が持つ知識には、
有効に使える適用範囲と、その他の例外の世界がある。
たとえば、ニュートン力学は地球上の日常の世界では実用に耐える。
したがって、日常の生活の場は、適応可能な範囲内とみなされている。
しかし、太陽の活動を観察する時にはもう使えない。
太陽は巨大な質量を持つため、重力の影響で、地球上とは時間が経過する速度が違うのだ。
もしも太陽の表面付近に時計を持っていって、しばらく放置してから持ち帰ったら、
地球上よりも遅い時間を表示しているに違いない。
したがって、太陽付近の現象を語るときには、
ニュートン力学ではなくアインシュタインの相対性理論を用いる必要があると
一般には考えられている。
ところが、相対性理論を用いても、水星という惑星の軌道すら、理論の予想とズレてしまう。
相対性理論では現実の現象を正しく説明できないから、
正しくない、または不完全な理論だということは明らかだ。
現在の理論に欠けている未知のものを補って修正しないことには、
恒星や惑星の世界を語るときには、ニュートンもアインシュタインも使い物にならない。