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プラスチックの部品の場合は、型に始めからかなり複雑な形状を
作り込むことができるので、後から加工することは通常行われません。
にもかかわらず3Gのボディの内側は、全体の5分の一ぐらいの面積がツールマークで
覆われていました。明らかに、一度、型を使って成形してから、その後に
NCマシンにセットして、ドリルで内面の一部を削り込んでいるのです。
何故こんな二度手間をするのか。
答えは、デザインにあります。iPhone 3Gの背面はご存じのようになめらかな
曲面で覆われています。多くのデザイナーはその曲面の精度に驚嘆しました。
プラスチックは冷えて固まるときにゆがみやすく(専門用語でヒケと言います)、
なかなかこうはいかないものだからです。ゆがみを少なくする最も確実な方法は、
プラスチックを厚く作る事です。
例えばマイティマウスにはとても分厚い樹脂が使われています。しかし携帯電話の場合は
そうはいきません。薄さ、軽さは最優先事項ですから。
いまさらながら iPhone 3Gのボディの秘密に気がつきました
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