04/01/04 09:16
不正アクセス法の論文ってとぼしいな。
URLリンク(www.okumura-tanaka-law.com)
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不正アクセスの禁止等に関する法律の運用(罪数判断を中心に)
奥 村 徹
不正アクセス行為の禁止等に関する法律(平成11年8月13日法律第128号)は平成12年2月13日に施行されて3年を経過した。
同法初の上告事件の弁護人となったことを契機に、刑事確定訴訟記録法によって、
報道・文献で紹介された事例について判決例を収集・分析を試みた。
その結果、ひとたび他人のID・パスワードを入手すると多数回の不正アクセスを行う犯人が多いこと、
私怨による動機であったり知人に対するものなど概して犯罪規模が小さいこと、
保護法益や罪数の理解にバラツキがあること、保護法益は社会的法益とされているものの
判決理由では具体的被害の大小や被害感情が重視されていることが判明した。
本稿では、検挙事例を概観して、刑罰による規制の限界を明らかにしたい。