08/12/09 16:47:55 wExTaLrO
TDPは正確には熱設計基準で、言い換えれば最大消費電力時に
必要な冷却機構の基準。
ただし、現代的なCPUにおいては、すべての演算ユニットと
バスが同時に100パーセント動くことは通常あり得ず
そのため、TDPM-AXは使用されずTDPはCPUメーカーが独自に
定める「通常使用時」の最大消費電力となる。
また、CPUの歩留まり（生産効率）を上げるため電圧を上げた
CPUを通常の生産品に混ぜているので、同じクロックのCPUでも
固体毎に測定値が異なることがある。
このため、CPUの実際の測定される発熱量でなく、だいたいこの
程度の冷却をすれば十分という大まかな基準がTDPになっている。
こうすることで、PCメーカーはTDPが同じなら、CPUを差し替えて
上位機種を作ったり、BTOを自由にCPUを選べるようにできる。
で、低消費電力版は低消費電力で動くことをメーカーが保証する
選別品です。
このため通常消費電力版でも、（厳密に言えば低消費電力版の選別
落ち品と無選別の差がある可能性もあるが、）低電圧設定で動けば
（メーカー保証以外）低電圧版と違いがないことになります。