07/04/24 15:43:23 zB6oN3I4
>>88, >>90
sRGBとAdobeRGBじゃ色域が違うんだから、
例えば2490(sRGB)で表示した(0,255,0)と、
2690(NTSC 92%)で表示した(0,255,0)は違う緑色として表示される。
(同じだったら広色域の意味が無い)
当然sRGB環境用に作られた画像ならば、この場合は2490(sRGB)の色が正しい緑に近い。
で、このままだと2690ではsRGB画像の色がズレまくるのでsRGBモードがある。
おおざっぱにいうと、2690本来の色域(NTSC 92%)の中から、sRGB色域に相当する色を表示してる。
例えばsRGBモードで(0, 255, 0)を表示すると、
「NTSC 92%(ネイティブ)時における(0, 200, 0)の緑色」を表示するみたいな。
こうすることで、sRGBモドキの緑色が表示される。
(sRGBモードの(0, 255, 0) = ネイティブ時の(0, 200, 0)だったという例ね)
あくまでテキトーな例なので数値はいい加減だし、本当は液晶のLUTから色を拾ってくるわけだが。
で、上の例は緑単色だから変換できるんだが、RGBの3色が混ざった色はそうはいかない。
この色域の正確な変換をするのには「3D LUT」が必要。
これは原理的というか数学的にそうなる。
RGBという3つの座標=3次元の座標系を変換する作業だからね。
ところが、そんな高価な回路を積んでる液晶はまず無い。
SONYが今月発表した業務用のアレくらいじゃ?
URLリンク(www.sony.jp)
少なくとも普通の液晶に積んでいるのは「2次元行列による変換」だし、2690も同じ。
だから、LUTみてそれっぽい色を選んでいるに過ぎない。だから色域の変換の精度は劣る。
繰り返すが、2D LUTだと中間色、例えばRGB=(5,128,30)みたいなデータは正しく変換できない。
これが広色域のパネルで(3D LUT積んでない)sRGBモードの色ずれそのものになるわけ。