06/02/04 18:45:35 38D8z0LE
40代の中年親父、
若いころに夢見たゲーム起業を、今から実現できないかと画策しただした。
資金は、3000万から1億が限度だった。
単に会社を建てるのではない。ちゃんと売れるゲームを作らねばならない。
そこで、2ちゃんねるで専用のスレを立てて批評を聞くことにした。
すると、無謀、ダメ元ならOK,ゲームやろうぜに応募しろ、
インド人使え、ラノベ募集、同人を買収、など、
様々な意見が飛び交った。
しかし、明確な将来性が見通せる意見は、何一つとしてなかった。
そんなこんなで一晩語り明かしてしまった。困った困った。
誰もが頭を抱えていやところへ、一人の婦人が口を挟んだ。
「私に良い考えがあります。どうか私に任せていただけないでしょうか」
長老達は、婦人に何ができるのかと一斉に
「やめときなさい、殺される」と消極的な事を口走った。
しかし婦人は「きっと上手くいきます」。と言い、引かない。
それほどならば、、、と、長老達は婦人に任せてみることにした。
翌日、いつものように大男がやってきた。
村人は皆、家の中に閉じこもり鍵を掛けていた。
そんな中、婦人は表通りに出て大男と対面した。
婦人を見るなり、大男はうなり声を挙げて襲いかかった。
「ああー、これは大変なことになる」と誰もが思った。
そのとき、婦人は一緒にいた息子に頷いて合図をした。
息子はオカリナを取り出し、ピーヒョロピーヒョロをふきだした。
するとどうであろう、大男はハタと立ち止まり、笛の音に聞き耳を立てている。