08/06/05 23:31:19 XiUvegor
X50「わたし・・・安物だけど、キーボード奏者さんの為に頑張ってくるから!」
そう言ってKorgを飛び出した彼女。
だが現実は甘くなく、ご主人様の家では先輩シンセに囲まれて出番もなくホコリを被る毎日。
そんなとき、ご主人様が彼女を手に取る日が来た。
「遂にわたしの出番が・・・!」
だが、彼女に待ち受けていたのは、無理やり身体を改造された挙句、廃棄されるという運命だった。
廃棄場の中、もう動かない身体をゴミに埋もれさせながら、最期に彼女は空を見上げる。
次に生まれ変わったら、華やかなライブステージに立てることを信じて―― Fin.