09/05/31 14:41:33 nNSUTmua0
国本リサーチのお客様担当とやら申す牧野とかいううつけ者からメールがきおった。んで、返事。
書き込み失敗。申し訳ない。
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久しぶりじゃな、真之介よ。
お主が安東頼母を斬って国許を逐電いたしてから、早一年か。
あれからお主は食い詰めて乱波野盗の輩にまで身を窶しておると聞いておったが、
今やかような三百代言の所業にて糊口を凌ぐまで落ちぶれ果てたとは…。
確かに頼母は城代家老安東主膳様の嫡男、それを斬ったとあらばお主の身は無事には済むまい。
したが、お主は国許の血族の身を案じたことはあるか？
お主の所業により、お主の親父様茂佐衛門殿はご扶持召上の上切腹、
おかか様の美濃殿もそれを見届けてから短刀で自害なさった。
お主の兄上の軍太夫殿は鉄山塾の塾頭を免ぜられ、切腹こそ免れたものの押し込め、
姉上の若菜殿も、御長柄奉行兵頭修理様との婚儀は取りやめと相成り、
今では近隣の町人輩の針仕事を請け負ってお主の弟妹に食べさせている有様じゃ。
大目付須藤采女様が茂佐衛門殿の功績に免じて牧野の家名断絶だけは免れるようお取りはかり下さったが、
見よや、これでは家名断絶も同じぞ！
これもすべて、お主が頼母の許婚、小枝殿に横恋慕したからであろうが！
よいか、小枝殿がお主のような男を好くと思いおるか？
道場稽古を疎かにし、蔵六町の白首に現を抜かした挙句、唐瘡を患う男を好きになる女子がどこにいようぞ！
哀れよな真之介。愚かよな真之介。
お主も道を踏み外さなければ、牧野家の家名とお役目と五人扶持を受け継ぎ、
修理様のお力で出世働きもできたであろうに…。
かつての同門として、お主の為、最後にひとつだけ教えてやろう。
主膳様の追手が江戸に向けて打ち立った。
追手は十人、いずれも天地無心流の手練ればかりじゃ。
お主の流した「牧野真之介は上方に在り」という流言は既に割れておる。
命が惜しければ、直ぐに江戸を退転することじゃ。
それがしも、再来月の殿のご出府にお供して江戸に立つことになっておる。
もし江戸でお主と再会致さば、天地無心流師範代目録免許皆伝として、お主と立ち会わなければならぬ。
その時は、お主の首と胴は所在を分かつことになろう。
よいか、今すぐに江戸を立つのだ。これはお主への最後の手向けじゃ。
では、もう会うことも在るまいが、
己の罪と向き合い、己が殺めた頼母や、己が見殺しにしたご両親の回向を弔って暮らせ。
さらばじゃ。
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クソ、無駄に長すぎた。悪乗りしてこれだけ打つのに２０分もかけてしもうた…。