08/02/03 09:24:09 7VsQexp10
私が中学生のころ携帯であるサイトをのぞいてしまったら、ﾜﾝｸﾘ詐欺にあいました。
当時そういった情報に疎い自分は、本当に登録されたとおもってしまい、
1日中眠れませんでした。
数日してお金を振り込む日が近づいてきました。親に相談するわけにも
いかず、どうすればいいのかわかりませんでした。
そこで思いついたのが、携帯を盗られて、ﾀﾞﾚｶが勝手に操作したと
思わせることにしたのです。
実際アクセス記録などを調べればすぐわかることなんですが、いかんせん中学生
な私、そのときはグッドアイディアだと思ってしまったのです。
それで晒したいと思います。
学校から帰宅途中、人があまりいない通路で、山というか林にむかって
その携帯電話をｵﾓｸｿなげ捨てました。次にボタンを引きちぎり、持っていたコンパスで
腕をﾁｸﾁｸしました。
そして近くの民家にかけこみ、
「ﾀﾞﾚｶに襲われて・・・刺されました」と狂言。
案の定信じてくれて、警察に通報してくれました。そして警察がくるまで
ﾁｮｺﾚｰﾄでも食べてなさいと、優しくしてくれたのです。ｳｿをついてしまった自分が恥ずかしく、
涙が出てしまいましたが、逆にそれが「そうとう怖かったでしょう」
とさらに信じ込ませてしまったのです。
そしてほどなくして警察がきました。いろいろ調べるために警察署まで連れて行かれたのです。
そしてありもしない人物の似顔絵が完成したのです。その日はもう帰っていいよといわれました。帰るとき
出口に学校の先生方数名が心配して見に来てくれました。そして明日は学校休みなさいといわれました。
とても複雑な心境でした。
次の日また警察に呼ばれ、聞き込みが行われました。
正直ここまでﾒﾝﾄﾞｳだとはおもいませんでした。まず、警察の一言目は、
「なにかｳｿをついていないか」でした。ホントに警察はすごいです。
「いいえ・・・。」と答えましたが、信じてはくれていないでしょう。
「昨日の君の話を聞いて、いろいろ調べたんだけど、ちょっとできすぎてるんだよね」
「・・・？」「昨日君の通学路調べたんだけど、足跡とか」
「・・・」「まぁ、ﾀﾞﾚｶにいじめられて携帯盗られたりしたのかもしれないけど・・」
「いや、誰かにいじめられたりとか、そういうのはありませんから」というと、なにやらお偉いさんがきました。
「何か言いたいことはないか？誰にもいわないから」すごく優しそうな人だった。早く帰りたいがために、
「刺されたのはうそです・・・」とそこだけを認めました。
「うそついてごめんなさい」「いや、謝るのはそこじゃない。」凄いな警察は・・・。でもコレ全部が狂言だなんてさすがにいえない。
そしてしばらく沈黙が続いた。「ぅん・・今日はもう帰っていいよ」また明日。
ﾏﾀ明日って・・・。そしてその日の聞き込みは終わった。
次の日「君の話をまとめた。コレをきいて間違いがないか確認してくれ」そういって警察が僕の供述をまとめた。
「はい。まちがいありません。」じゃぁコレに母印をといわれ、紙に親指の全部の指紋を塗りつけました。
「それじゃぁ、私達はこれからその犯人の似顔絵を元に調査するから。なにかいいたいことはある？」
「いいえ。」「本当に？・・・はやく捕まえてもらいたいとかはないの？」「早く捕まえてほしいです。」
「・・・。ｼﾞｬぁコレで終る。両親によろしくいっておいて。気をつけてかえるんだよ。」
それで私の取調べは終りました。
このように無知な人はワンクリック詐欺ひとつでココまで追い込まれてしまうということを
身をもって知ることができました。だから、もぅこんな人が現れないように、私達でワンクリック詐欺をなくしていきましょう。