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詐欺団リーダー格に死刑判決 ４人死亡の集団暴行事件
2007年08月07日14時24分
架空請求詐欺グループ内の仲間割れで０４年１０月、３人の男性を殺害し、別の１人を暴行死させたとして、
殺人と傷害致死などの罪に問われたいずれも住所不定、無職でグループのリーダー格とされる清水大志（２８）と
渡辺純一（３０）の両被告に対する判決で、千葉地裁（彦坂孝孔裁判長）は７日、清水被告に求刑通り死刑を、
渡辺被告に無期懲役（求刑死刑）をそれぞれ言い渡した。
判決によると、清水、渡辺両被告らと被害者の４人は架空請求詐欺のメンバー。４人が詐欺でだまし取った資金を
奪うため中国人マフィアに清水被告らの襲撃を依頼しようと計画。それを知った清水被告らが０４年１０月１４日から
１６日にかけ、東京都新宿区内のビルで４人を監禁し、熱湯をかけるなどして２人を死なせた上、ほかの２人について
も口をふさぐなどして殺害した。
一連の事件をめぐっては、同グループのメンバー１０人以上が起訴されている。殺害の実行犯の伊藤玲雄被告（３３）
＝控訴＝にすでに死刑が言い渡されており、死刑とされたのはこの日の判決で２人となった。