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振り込め内紛「主犯」初公判殺人、傷害致死否認
振り込め詐欺グループの内紛を巡り、4人が殺害された事件で、殺人罪などに問われた住所不定、
無職清水大志被告(27)は1日、千葉地裁での初公判で、殺人と傷害致死罪について起訴事実を
否認した。これに対し検察側は冒頭陳述で、残酷なリンチの様子を詳細に再現。「一連の犯行は、
グループのリーダーだった清水被告が主導した」と断定した。
この日の公判で清水被告側は「監禁、暴行が続いた2日間に、清水被告が常に現場にいたわけで
はなく、4人が死亡した時にも不在だった」とし、「ほかのメンバーに監禁や暴行は指示したが、
殺せとは言っていない」と主張。殺人罪と傷害致死罪に当たるのは、あくまでも実行犯のメンバー
で、清水被告は共謀関係にないとした。
検察側の冒頭陳述によると、清水被告は2003年、東京都新宿区などに開設した事務所で、
中学校の同級生ら仲間約20人とともに詐欺の犯行を重ねた。グループでは「社長」と呼ばれていた。
04年10月、船橋市の飲食店員(当時25歳)ら4人が、清水被告を襲ってグループの金を
奪おうとしていたことが露見。清水被告はほかのメンバーに指示して4人を拉致させ同区の
事務所に監禁。熱湯をかけたり、薬物を注射したりといった制裁を加えた。さらに4人が衰弱すると、
グループ幹部の伊藤玲雄被告(32)(殺人罪などで公判中)に「後はそっちでやってください」と
電話で殺害を指示したとされる。
(2006年9月2日 読売新聞)
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