03/12/22 11:04 ODgkBXGo
>>463のつづき
次に
「なぜAPIの規格化が普及に重要か?」
ということですが、
まずMSはAPIをオープンにし(実際には全部ではない)、
そうすることによって、多くのソフトベンダを集めました。
さらに自ら開発環境(MS-C,VC++,VB等)を提供することによって、
開発者をどんどん増やします。
これによって、一気にWindowsアプリケーションが増えたのです。
その一方でハードウェアベンダを「OSの開発ライセンス(たとえば
HALのソース開示等」などで絞った上で、自ら認定試験を行って
品質を一定に保つようにしていったわけです。
つまりWindowsといっても厳密にはMSが100%開発しているわけではなく、
MSとハードウェアベンダ(MSは「パートナ」と呼ぶ)の共同作業で
開発しているのです。
さらに、自らアプリケーションを開発し、「隠しAPI」で他との
差別化をはかり、自らの開発したアプリケーションを売っていきます。
そして、OSのシェアが十分に拡大した後に、他のライバル(アプリベンダ)を
駆逐していくのです。
これがMSの戦略です。