03/12/22 09:39 YJh+6RPH
>>463のつづき
さらに続けるとハードウェアメーカーの立場から考えると、まず
コストになるのが「ハードウェア」なんですよ。これを理解しないと
Windowsが本当に普及した意味が理解できないでしょう。
ハードウェアメーカは、まず下請けに部品を発注する際に「規格化」された
ものほど安く調達ができます。それには
・アーキテクチャ
・拡張バス
が規格化されていなければなりません。この部分に一部MSが関与していた
訳ですね。(参照:PC98規格)
しかし、ソフトウェアがなければ「ただの箱」ですから、次にソフトを
開発することになります。すると今度はOSを作るわけですが、これも
外部から標準のものを調達した方が安いわけです。だから
「オープンシステム」になるわけですね。しかし、これはUNIXでも
いい訳です。
次に、どんなに素晴らしいOSがあっても、アプリがなければ「普及」
しないでしょう。自分でバリバリプログラミングができる人間なんて
世の中層はいませんから。そのためには
・APIの標準化(デファクトスタンダード)
がとても重要になります。APIが統一されれば、アプリケーション開発の
コストが大幅に削減できます。理由は、
・技術者をいちいち探さないでよい
・ある程度モジュールの使い回しが効く
からです。ここの部分がWindowsの最も重要なところです。
これによって、マイクロソフトは絶大な力を得たのです。