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学費滞納:減らぬ滞納 父親の失職など理由に--私学教組アンケ /神奈川
◇修学旅行不参加も増加
県内の私立中学、高校で「父親の失職」などを理由に3カ月以上学費を滞納している
生徒が4年連続で1%を超え、経済的理由で修学旅行に参加できない生徒が00年
以来最高の35人に上ることが、神奈川私学教職員組合連合が9月に実施した調査で
分かった。
私学教組が県内の私立中学、高校を対象に学費に関するアンケート調査を実施。
うち私立高31校と併設中21校から回答を得た。
その結果、回答を寄せた学校の生徒の1・25%に当たる376人が3カ月以上学費を
滞納していた。経済的困窮から退学した生徒は16人。滞納率が16%を超える高校や
未納が中学から継続して39カ月に上る高校生も確認された。理由は「会社倒産や
自営業不振による収入源」「父親の失職」「離婚による生活状況悪化」などが挙げられた。
県は私学に学校運営費を補助しているが、高校で1人当たり平均29万8957円
(06年度)と全国38位。不足分は学費に跳ね返るため、私立高の生徒は公立高の
約7倍の学費を払っている。今春、県は私立高進学者の入学金や授業料の補助を
拡充したが、補助を受けている生徒の割合は横ばいで、長谷川正利執行委員長は
「1人当たりの補助額は上がったが、受給率は伸びていない。もっと幅広い生徒に
補助が必要」と訴えた。【稲田佳代】
毎日新聞 2006年11月18日
神奈川:MSN毎日インタラクティブ
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