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・音響機材を積んだトラックを先頭に、踊って行進する「サウンドデモ」。先月30日、フリーター
団体が主催したこのデモで、音響を操作するDJが道路交通法違反容疑で現行犯逮捕された。
従来は認められていただけに「表現の自由への侵害」という反発も強い。国民的論議となった
共謀罪導入で、政府は恣意的な運用はないと釈明する。しかし、今回の件をみる限り、懸念は
強まるばかりだ。
当日は、午後からJR原宿駅に近い神宮前穏田区民会館で集会を持ち、夕方から渋谷駅方面へ
向けて約二・五キロのサウンドデモを予定。約百人が参加した。
「嫌な感じはあった。集会前から会館近くに私服警官が数十人集まって、参加者をビデオ撮影。
しかもデモ規制の警官は、約百八十人で参加者の倍近くいた」と主催者の一人は語る。
勘は的中し、デモ開始からわずか十五分ほどで、先導の音響トラックの荷台でDJを務めていた
三十代の団体非常勤職員Aさんが道路交通法違反容疑で逮捕され、その混乱で別の男性も公務
執行妨害容疑で逮捕。
サウンドデモは歩道からの飛び入りも多い。だが、この日は歩道側にも警官が並んで歩き、
新規の参加者をブロック。渋谷駅前の交差点近くでは、同じく三十代の予備校講師Bさんが
公妨容疑で逮捕された。
同副署長は「表現の自由との兼ね合いで、音を出すなとか、デモを認めないというのではない。
助手席での音響操作なら問題はないが、荷台上での違法な形態は認められない」と話す。
今回もデモの許可申請は先月二十一日に出され、二十八日に都公安委員会と原宿署長が
認めた。原宿署へのデモ申請段階で、主催者側はサウンドデモをすると言明している。
<デスクメモ>
許可しておいて逮捕する。さしずめ「追い込み漁」のようなものだ。わずか百人程度のデモ、
警官を大動員するほどの“脅威”だろうか。筋違いを承知で書くが、未解決の栃木県の女児
殺害や、秋田県の男児殺害など、警察力を問われる事件が相次ぐ。こちらの方がよほど脅威
だと思う。(抜粋)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)