06/04/15 03:55:09 fy/YPyXI
「ドイツの労働システムは管理者に大変厳しい。」これは私が率直に感じた
ことである。ドイツは時短が進んだにもかかわらず、賃下げはほぼないので、
従業員にかかるコストが高い。それゆえ人件費は頭の痛い問題である。
にもかかわらず、管理者は社員を規定時間以上働いてもらうことはできない。
日本のようなサービス残業が連日大量発生なんてことはありえないのである。
なぜならドイツでは労働基準法により、社員に規定時間以上の労働を課した
場合、管理職が罰則を受けることになるからだ。これは、罰金または実刑
というから恐ろしい。この他にもドイツでは、労働者は労働組合によって、
労働時間、不当な解雇に対する保障などの待遇は手厚く保護されている。
しかし、管理職は組合の保護対象ではないため、労働者のように長期休暇
を取ることはできないし、労働者を規定の時間内でしか働かせることが
できないので、その分自分たちが猛烈に働かなくてはならないのだ。
だから、ドイツの経営者や管理者は熱心に働く。一番に出社し、
誰よりも遅くまで仕事をする。だがその代償として、高給を受け取っている
のであれば致し方ないと多くのドイツ人は思っているのである。
ドイツ人の働き方
URLリンク(www.kyoto-su.ac.jp)(05-1-29)