06/03/18 23:41:08 IpHUuS+W
「もう取り調べはこりごりです。荒事は無理ですよ。」と経男が言う、横で秋元も頷いている。
高村はニヤリと笑って「そんなの当たり前だ!仕返ししてこちらが罰せられてたまるか。」
「俺はなずぅーっと考えて居たんだよ!どうすれば奴らに自らツケを払わせる事が出来るかをな。そして思いついたんだ
奴らに自分自ら責任を取らせる方法をな!!。」
二人は同時に訊く「そんな方法が本当にあるのか?」
高村は得意げに「あるんだなぁ~これが・・・」と答える
その時、秋元の携帯電話が鳴った。
「はい、もしもし秋元ですが」というと周りまで漏れるよく通る声で「おおー元気だったか。わしじゃわし、源治じゃ、今なぁ
娘と孫のところに顔を見に東京に来ている、どうだ近況は、・・・ん?近くに誰か居るのか?人の声がするが。」
「あっ ええまぁ、はい、ようやく部屋も今丁度決まったところです。」
「おお そうかそれは良かった。それじゃあどうじゃ?お前さんの再出発と引っ越し祝いといこうじゃないか?いつがいい?」
「・・・はい・・・今の住所は○○区○○5-4-14・・・ええ・・・・・ありがとう・・・じゃあこちらからまた電話します。」
秋元は電話を切ってチラリと時計に目を遣る。
「もしかしてもうすぐ仕事の時間なのか?」と高村が訊く
「はい、まぁ、・・」
「そうか、じゃあこの話の続きは次回だ、明日は何か用事はあるか?。」
「いや 今のとこ何も用事らしい用事は別に」
「経男君 君は?」「ええ大丈夫です。」いつの間にか二階の呼び名も下の名前に変わっている。
高村は軽く興奮しているように見えた。
「よぉーし 決まりだ、明日また作戦会議といこう。とりあえず場所はここにしようか いいかな?」と勝手に決めて秋元の方を見る
「いいですよ。」と答える。
「よし。 急いで帰って 賃貸契約書つくらなきゃな。さてと、事務所に帰りますか。」
三人はまたカンカンカンと音を立てて鉄製の階段を下りてゆく
心なしか3人の足音は上がってゆく時より軽いリズムに聞こえた。
経男は何故か子供のころ秘密基地ゴッコをして遊んだことを思い出していた。
つづく
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いよいよ話は反撃編に入っていきます。ノシ