06/09/08 19:09:53 PV94DGPv
★全国初の『県青少年喫煙飲酒防止条例』 県、骨子案まとめ意見募集
県は五日、未成年者の喫煙と飲酒を未然に防ぐための「県青少年喫煙飲酒防止条例」
(仮称)の骨子案をまとめた。たばこや酒類を販売する店に免許証などで年齢確認を徹底
させ、自動販売機に年齢確認ができる装置を付けることを義務づけた一方、罰則規定は
盛り込まなかった。骨子案に対し県民から意見を募集した上で条例案をまとめ、十二月
定例県議会で提案、二〇〇七年度からの施行を目指す。制定されれば、全国初となる。
(西尾玄司)
県青少年課によると、喫煙や飲酒によって県内で補導された未成年者は昨年、喫煙が
約三万三千人、飲酒が約二千五百人。高止まりが続いていることから、松沢成文知事が
今年二月、全国に先駆けて条例を制定することを表明した。県は五月に未成年者の喫煙・
飲酒防止のための環境づくりについて県民意識調査を実施し、骨子案をまとめた。
骨子案では、販売店の年齢確認の取り組みや自動販売機対策の推進のほか、未成年
者に喫煙や飲酒を勧めたり、場所を提供したりする行為を禁止した。また、実効性を高め
るため、県は販売店が年齢確認を実際に行っているかや、自販機への装置の取り付け
状況を調査し、徹底されていない場合は指導や勧告ができるとした。
罰則規定については盛り込まなかった。松沢知事はこの日の定例会見で「法律で罰則
があり、さらに条例で罰則を盛り込むことがいいのかどうか。県民や議会の意見を聞いて、
最終的に判断したい」と話した。
一方、自販機については業界団体の取り組みも進んでいる。日本たばこ協会などは
〇八年から、年齢識別装置をすべてに導入する方針。全国小売酒販組合中央会は
一九九五年に自販機の撤廃方針を決めており、県青少年課は「条例の制定で、業界の
動きを後押しできれば」としている。
骨子案の意見募集は十月三日まで。県のホームページや県政情報センターなどで
閲覧できる。
東京新聞(神奈川) ※電話番号略
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
参考リンク:青少年喫煙飲酒防止条例(仮称)骨子案ご意見募集 神奈川県
URLリンク(www.pref.kanagawa.jp)