06/05/14 22:55:14 4z4QpVLr
○障害者条例案 県、解釈文書で対応へ 「誤解」痛感も修正せず URLリンク(www.chibanippo.co.jp)
二月県議会で継続審査となった障害者条例案で、県議会の健康福祉常任委員会が十二日開かれ、県側が市町村教委と
行った意見交換会の結果を報告した。
意見交換会で、教育における差別を禁じた「第十一条」に対し異論が噴出したことについて、県側は「誤解を招く
所があると痛感した」としたが、条文そのものの問題性は否定、現時点で修正はしない考えを示した。
質疑では、自民党議員が「このまま条例案を通せるのか」とただしたのに対し、障害福祉課長は「条例案の趣旨が各教委
に届いていないと感じた。可決されたら解釈通知文書を示したい」と述べ、条文が適切に運用されるよう努めると説明。
また、就学指導の混乱を懸念する声があることについては、山口忠則健康福祉部長が「(条例は)新しいルールを作る
ものでない。現行通り指導していい」と、従前通り、法令が優先されるとの認識を示した。
そのうえで、意見交換会の結果に対しては、「大変厳しい指摘があったのは事実だが、十一条がダメだとは思って
いない」とし、条例案策定の経緯についても問題はないとした...県側は「第三者機関がトラブルを解決することで当事者
の負担を軽減できる」などと説明したが、採決では、自民党議員の挙手多数で引き続き継続審査とすることに決まった。
○障害者差別禁止条例案 条文『誤解招く印象』 URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
...山口忠則・県健康福祉部長は十二日の県議会健康福祉常任委員会で、条文そのものについて「誤解を招く印象を持っている」
と述べ、条例成立後、それぞれの条文に注釈を付ける対応策を示した。また、現時点で条文を修正する考えのないことも...
...しかし、その一方で市町村教委が「本人や保護者の意向のみが尊重される」と警戒していることに対し、「教育は
子どもが主体。このような意見が出ること自体おかしい」と批判する声もあった。 (林容史)
○障害者条例案:県側、建前論に終始 自民が反発--県議会健康福祉常任委/千葉 URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
...県側は雇用(同10条),医療(同8条)についても現場の意見を聴取して委員会に報告する予定で、成案を得るまで時間が...
...同条例案をめぐる議論の背景には、05年4月の県連大会で「野党宣言」した自民党と堂本暁子知事との対決構図
がある。昨年の副知事空席問題や2月議会での「男女共同参画センター設置条例案」否決も、この延長線上にある。
しかし、公明党が同条例案制定に積極姿勢を示していることや、衆院千葉7区補選で自民党候補が敗北したことから、
自民党は「着地点」を模索し始めている。県連幹部も「修正を条件に可決する」と態度を軟化させている。
12日の委員会はこうした局面での開催となったが、県側は「(条文)修正は考えていない」の一辺倒。このため、
委員からは「市町村教委から意見を聞いた意味があるのか」との意見が続出。自民党の斎藤万祐政調会長も「修正
しなければ、6月議会で否決する」と話している。
山口忠則健康福祉部長は修正しない理由について「条例案は公募委員による研究会の議論で作られたからだ」と
説明したが、委員会を傍聴した元研究会委員は「条例制定が目的なので、修正は構わない」と話した。
山口部長の発言の背景には自民党から正式に修正を求められていないとの認識があるが、斎藤会長は「11日の
政調会で県に修正を求めた」と明言しており、意思疎通の未熟さが混乱に拍車をかけている面もある。【森禎行】