19/11/06 17:11:09.75 fDpMZzCnr.net
そもそも力道山の「インターナショナル王座」からしてタイトルでも
何でもないペーパー王座だったからなあ
かつてはNWAやWWAの「世界王者」だったルー・テーズもその後は
無冠になってしまって、しかしそれじゃあ興行に泊がつかないというので
二つ名としてアナウンスされていたのが、世界を股にかけたという
「インターナショナルな王者」という称号
いわば「燃える闘魂」「世界の荒鷲」「怒涛の怪力」みたいなもの
肩書が欲しかった力道山が、海外であのテーズに勝ったんだからと
「インターナショナル王者」になったと言い張ったわけだけど、それは
ハンセンやホーガンが猪木や小林に勝ったからと「二代目・燃える闘魂」
「二代目・怒涛の怪力」をタイトルとして防衛戦をやるというようなもの
ムチャにも程があるんだけど、力道山に意見できる人間なんかいなかった
当然、ベルトだって無いわけで
(当時テーズがリング上で巻いていたのはかつて保持していた自前ベルトで、
いわばマスカラスのIWAベルトとかクラップがコスチュームの一部として
巻いていたベルトと同じようなもの、当然テーズは力道山にくれてやる
義理はないとして譲渡を拒絶した)
力道山は慌てて日本国内でベルトを制作したものの、見栄えが悪いので
後にアメリカで買った「ワールド・ヘビーウェイト・チャンピオン」の
称号が入ったベルトを「インターナショナル王座」のベルトとして
使い続け、馬場の時代まで引き継がれることになった
出自由来がどんなにいい加減でも、ファンが夢を持てば権威になる、
それがプロレスのタイトルでありベルト
(1・2の三四郎の、塚原・桜のタッグベルト争奪を思い出す)