20/09/11 12:50:51.78 eifQj0WR.net
>>852-853続き
─ふるさと納税では、地方自治体で働く職員の負担増も問題になっています。
【元官僚】自治体の納税課で働く職員を描いた『ゼイチョー!』という漫画をご存知でしょうか。この漫画では、税金を滞納する人に対してどうやって税金を払ってもらうかについて描かれています。
会社員の方は給料から天引きで税金が引かれているので知らない人が多いのですが、税金の滞納者は生活が苦しい方がほとんど。
シングルマザーで水商売をしながら子供を育てている女性など、本当に税金を払えない人がたくさんいます。そういった人に対しても、職員は「今すぐ全額払えなくとも、地域社会の会費なので、
必ず払ってもらわなければなりません。分割で払いましょう」などと説得して、日々徴収作業をしているのです。
その一方で、高額所得者が自分の住んでいる自治体に税金を払わずに、高級肉やカニなどをもらっている。税金とは、国民の財産から現金を無理に納めてもらうという意味で、役人にとって神聖な仕事です。
ふるさと納税は、そういった神聖な税制度の根幹を揺るがすものなのです。
誤解しないでいただきたいのは、私は、ふるさと納税をして返礼品を得ている人を批判しているわけではありません。ふるさと納税は、やった方が経済的合理性があるのですから、
高額所得者が返礼品をもらいたいと思うのは当然のことです。問題は、こういう制度をつくってしまったこと。総務省の後輩たちには申し訳ない気持ちです。
私としては、もっと別のやり方があったのではないかと、今でも忸怩たる思いです。