20/06/09 09:53:15.97 9CV9C3lL.net
【小池百合子】小池百合子の学歴詐称疑惑 石井妙子氏は取材と検証で確信|日刊ゲンダイDIGITAL
URLリンク(www.nikkan-gendai.com)
6/8
今月18日告示の東京都知事選で再選を狙う小池百合子都知事。だが、首都のトップとして本当にふさわしい人物なのだろうか。
市場移転問題や五輪会場の経費削減では、混乱と迷走を繰り返した。そして今、問題視されているのがエジプトの名門カイロ大学卒業という学歴詐称疑惑だ。
約3年半にわたる取材で、先月29日に「女帝 小池百合子」(文藝春秋)を上梓した作家・石井妙子氏に、小池百合子とは何者なのかを語ってもらった。
◇ ◇ ◇
―執筆にあたり、石井さんは多くの資料に目を通し、100人以上に取材してきました。調査開始直後の小池さんの“第一印象”はどうでしたか。
私はいつも、先入観を持たずに対象の人物を調べるのですが、資料を読み始めて早い段階で、何かがおかしいと気づきました。彼女の著書を読むだけでも非常に矛盾が多かった。
彼女の自分語りをそのままうのみにするのは問題があると思ったのです。当時のことを知る人を訪ねたり、資料を精査すると不信感はさらに深まっていきました。
―とりわけ違和感が大きかったのが、1976年の「カイロ大卒」との学歴ですね。
彼女の著書「振り袖、ピラミッドを登る」(講談社)を読みましたが、その一冊の中でさえ矛盾があった。まず、入学1年目の72年は授業が難しすぎて留年。
でも、入学から卒業まで4年間だったとの記述もある。留年したなら、学生生活は5年間のはずです。小池さんと留学時代が重なっていた人に直接聞いても、卒業したことを疑っている人が多かった。
疑念が深まりましたが、当初は決定的な証言や証拠を得られませんでした。
―そんな中、かつて小池さんとカイロ市内で同居していた女性から情報提供があった。それを基に、文藝春秋18年7月号で「虚飾の履歴書」を書くに至ったのですね。
文藝春秋に書くまでに月刊誌に小池さん関連の記事を3本書いてきました。それを読んだ同居女性が私宛てに手紙をくれたのです。
手紙には「あなたは小池さんのうそに気づいている」「記事を読んで確信しました」と書かれ、「あなたに打ち明けたい話がある」とあった。
その後、実際に話を聞き、検証を経て、小池さんが学歴を詐称していると確信しました。ウソにウソを重ねて物語を作っていると思いました。
―本の中では、76年7月に落第し、卒業がかなわなくなった小池さんと同居女性の衝撃的なやりとりが描かれています。落ち込む小池さんは一時、日本に帰国。
ところが、同年11月にカイロに戻ってきた際に手にしていた新聞に「カイロ大学を卒業した小池百合子さん」と書かれていた。
これに驚いた同居女性が「そういうことにしちゃったの?」と尋ねると、小池さんは「うん」と一言。
要するに、小池さんは新聞社の取材に虚偽の説明をしたということになります。カイロ大卒という物語を作り、世の中を渡っていったわけですね。
自分を世に売り出すためには、皆が飛びついてくれるような魅力的な物語が必要。小池さんはそれをどんどん作ってしまう。事実でないことを事実のように語って売り込んでいったのです。
相手を面白がらせて自分の注目度を高めることを繰り返し、その手法を学んでしまった。うまくいくものだから、高をくくってしまったのではないでしょうか。
―よく、そんなにうまくいきますね。
それは、マスコミを味方につけたことが大きいと思います。カイロ大卒というのも、まず新聞に書いてもらうわけです。
記者はエジプトやカイロ大、アラビア語の知識がありませんから、小池さんに言われたままに書いてしまう。
その後、雑誌に取り上げられ、次にテレビに売り込むという流れでしょう。