20/04/30 15:22:28 0pSWnNsu.net
>>234続き
安倍首相がいう「これ」とは、おそらく森議員の「質問通告」が書かれた書類のことを指している。
「質問通告」とは、正確な答弁ができるように、質問する側が事前に質問の要旨を政府に通告すること。
あくまでも慣習なので、通告にない質問をしてはいけないという決まりもないのだが、安倍政権では「事前通告がない」ことを理由に、閣僚が答弁を拒否する例が常態化している。
だが、ここは新型コロナウイルス対策費などを審議している場。当然、ウイルスの感染者数は審議の前提になるし、
直前の答弁で安倍首相は「感染者の拡大状況」が緊急事態宣言の判断基準になると答えている以上、おおよそでも現状の数字は把握してそうなものだが……。
ちなみに安倍首相は新型コロナウイルス感染症対策本部の本部長でもある。
「全部書かないと答えられないの? それももう許されないよ。何を言ってるんですか」
そう森議員が声を荒げると、安倍首相は書類に目を落として、ようやく政府が取りまとめているPCR検査の陽性者数を読み上げたのだった。
もともと森議員は“検査不足のために政府が把握する感染者数は正確ではないのではないか“ということを指摘するためにこの質問をしたようなのだが、
その前段階、把握している感染者数を答えるというところで、安倍首相がつまずいてしまうという予想外の結果に……。
一連のやり取りが、ツイッター上などで広まると、こんな声が挙がった。
《感染者数聞かれた時の答弁、知らない事聞かれたから逆ギレ。情けない…》
《感染症対策をしなければならない責任者が感染者数すら把握していない。
通告がなくても答えなければならない数字だ。他人から言われなくても毎日把握しておくべき数字だ》
《安倍ちゃん最高責任者なのに現在の感染者数すら知らんのか…挙げ句の果てに「質問通告書に書いてないんだから答えられないのは当然」みたいなこと言ってる》
さらに、芥川賞作家の平野啓一郎氏(44)はやり取りをまとめた動画とともに、ツイートした。
《「こ、これに、これに、これに書いてないじゃないですか。」彼が首相で、この危機を乗り越えられるとはとても思えない。》