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非科学的だとこれまで否定されていたテレゴニー(先夫遺伝)が実は存在した件。
ハエは最初の交尾が子供の大きさを左右
2014年10月02日
オーストラリア、シドニーにあるニューサウスウェールズ大学の研究チームによれば、
ハエの子供の大きさは母親が最初に交尾した相手によって決まる可能性があるという。
たとえその相手が父親でなくてもだ。この奇妙な進化は精子に含まれる謎の化合物によって引き起こされている。
研究に参加した進化生態学者のアンジェラ・クリーン(Angela Crean)氏は、「予想すらしなかった不思議な進化だ」と話す。
どのように子供ができるかは知っての通りだ。精子と卵子が出会い、
父親と母親の遺伝子を半分ずつ受け継いだ新しい生命がつくられる。
ただし、胎児の発育には環境因子も影響を及ぼす。子宮の中でタバコ(人の場合)などの化学物質にさらされることなどだ。
「Ecology Letters」誌に発表された研究論文によれば、ハエの場合、精液が子供の大きさを左右する環境因子であり、
精液の持ち主であるオスと子供に血縁があるかどうかは無関係だという。
クリーン氏らはまず、餌によってオスの大きさを操作した。
栄養価の低い餌を与えられたオスは小さくなり、栄養価の高い餌を食べたオスは大きくなった。
次に、いずれかのオスとメスを交尾させ、産卵する場所がない状態をつくった。
ハエの卵子は産卵するまで受精しない。つまり、メスは子供をつくることなく複数のオスと交尾できるという
2週間後、クリーン氏らはメスを別のオスと交尾させ、今度は産卵できる環境を用意した。
すると、まず小さなオスの精液を受け入れた後に大きなオスの子供を産んだ場合、
子供は小さなオスに似ていた。逆の状況でも結果は同じだった。
Mollie Bloudoff-Indelicato for National Geographic News
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