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新型コロナウイルス感染症の「第5波」で、陽性患者のうち酸素の吸入が必要になる「中等症Ⅱ」まで症状が悪化したのは50代でおよそ5人に1人、40代で10人に1人、30代で20人に1人だったことが、札幌市内を対象にしたサンプル調査で判明した。6日開かれた厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の会合で、和田耕治・国際医療福祉大学教授(公衆衛生学)が報告した。
7月1日~9月21日に陽性が判明した札幌市内の1万879人について年代ごとに調べたところ、中等症Ⅱまで悪化した人は、70代32・6%▽60代21・2%▽50代18・0%▽40代9・8%▽30代5・1%▽20代1・4%▽10代0・7%▽10歳未満0・3%―だった。
一方、ワクチンを2回接種、または1回接種から14日経過した人の場合について分析したところ、70代の陽性患者のうちで中等症Ⅱまで悪化したのは5%にとどまったという。
広島県のデータからも同様の結果が得られており、和田教授は「ワクチンを接種せずに感染した場合のリスクも明らかになった。社会の活動が活発になる中、自治体や医療者がワクチン接種を積極的に呼びかけることが求められる」と話している。
アドバイザリーボードは全国の感染状況について「新規感染者数は今回の感染拡大前の水準まで減少し、医療提供体制も改善傾向が続いている」と評価。座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は感染再拡大を防ぐため「個々人がマスクの正しい着用、(密閉、密集、密接の一つの密でも避ける)ゼロ密や換気を徹底し、飲食の際は少人数・短時間、飲食以外ではマスクを着用すること」を呼びかけた。【金秀蓮】
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