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2020年7月の大雨の際に倒れた岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)町の神社の大杉の姿を3次元でデジタル化したと名古屋大などの研究チームが発表した。幹などの体積に比べ、根の部分が小さかったといい、バランスが悪かったことが倒木につながった可能性があるという。
チームは20年9月に大杉をレーザースキャナーで計測し、3次元の姿としてデジタル化した。そのデータから体積を推定すると、根部分は約43立方メートル、地上の幹や枝の部分は約158立方メートルだった。
スギの木のこれまでの報告を踏まえ、推定できていない枝葉部分を考慮すると、幹部分に比べて根部分が小さかった。根の切断部分の様子からも、地上部の重みに耐えられず引き裂かれたと考えられるという。
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