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日本バレエ界の重鎮、牧阿佐美氏が語る千家典子さま（ついでにマコも）
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?牧 踊りに関しては本当に音楽性が良くて感性がとても優れていらっしゃいました。
典子さんは結構自分に厳しいですね。それでいて、人には優しいところがあります。
くるみ割り人形のクララで抜擢された時、自分の踊りを踊る時に、先生方が
「ここから入って、ここの椅子に座るんですよ」
と教えて椅子の位置を作ってくれます。
他の子は自分の出番が終わるとそのままですが、
典子さんは他の人のために位置を作り始めるんです。
そういう面で非常に気遣いが見られました。ですから、
高円宮様がご冗談で「この人は裏方の方が合っているかな」と仰っていました。
それから、特別扱いしないで下さいと言われていましたので、
お掃除も、冬冷たいお水を汲んで雑巾絞って拭くようなことも、
他の生徒と同じようにやらせていただきました。
それも、お友達と楽しんでされていました。まさに自然体でした。
それから秋篠宮妃紀子さまが眞子さまをお連れになって、
新国立劇場の公演にお成りになったことがあって、
その時はお小さい眞子さまが舞台の細かいところまで良く気がつかれて
質問されるので、その観察力に非常に驚いたことがありました。