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週刊現代 2015年1月3・10日号
未来の天皇｢やっぱり愛子さまがいい」vs.｢当然、悠仁さま」 [2]
悠仁さまが生まれるまでは一定の勢力を占めていた女性天皇容認論者も問題は解決とばかりに沈黙。
だがいまや女性の時代愛子さまの天皇即位について議論をしてもおかしくはあるまい。
・愛子さま即位派の意見
2000年近くもひとつの皇室が続いた国は日本以外どこにもない。
天皇は世界に例のない存在であり、まさに日本の民族性、文化の象徴。
伝統は守るべきだが,だからといって女性天皇はダメという現状はおかしい。
明治以前には8人10代の女性天皇がいた。
明治になり、女性の存在しない陸海軍のトップである大元帥の地位に天皇が就いたため
男である必要があったけれど、戦後は事情が違う。
天皇は軍事力も財力も持っていない。
憲法でも男女同権になり、男女共学になり、女性自衛官も生まれてきた。
天皇は国の象徴にとどまる上,男性と女性の性差が亡くなりつつある今
僕は女性天皇も有りだと思っている。
--------田原総一朗（皇室制度に関する有識者ヒアリングに参加）
女性天皇と女系天皇に関する説明（略）
あいこさまが天皇になる道は開いておくべき。
女性の時代だからこそ男系男子でつながってきた天皇家の希少性、伝統的価値を大切にしたい
という気持ちはわからなくもないが、伝統を守りつつも新しい風を入れていかないと
皇室そのものが滅びていく可能性がある。
美智子皇后が初の民間皇太子妃となったとき昭和天皇は喜んでおられた。
男系男子を主張する人々より,皇室の方々の方が新しい風を取り入れる姿勢を持っている。
時代に合わせてリベラルに考えることが皇室の将来に繋がる。
皇位継承資格を「男系男子」ではなく「皇統に属する長子」と典範の改正を考えるべき。
---------渡邊みどり
[3]に続く