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ソース:東亜サイエンス(韓国語)原子力学会"日本政府韓国国民に謝って情報透明に公開しなければ"
韓国原子力学会が福島第1原子力発電所で保管中の汚染水海洋放流を決めた日本政府に対して「私たち国民に謝罪し関連情報を透明に公開せよ」という立場を明らかにした。
韓国原子力学会は26日、このような内容を入れた立場文を発表した。韓国原子力学会は立場文で「福島原発事故で韓国国民が放射能に恐怖を持つようになり、水産業界は打撃を受け、その余波が政府の脱原発政策につながった」として「最近、日本政府が汚染水放流を一方的に決めて再び韓国国民を放射能の恐怖に陥れた」と述べた。
日本政府は今月13日、福島第1原発で保管中の多量の放射能汚染水を海洋に放流すると発表した。日本は自国の安全基準により汚染水を薄めた後、放流すれば問題ないという立場だが韓国、中国などは日本政府が汚染水に含まれた核種と量を正確に公開しないまま一方的に決めたことに対して憂慮を表明した。
ただし、韓国原子力学会は、福島汚染水放流による影響はわずかだと明らかにした。同学会の直接調査によれば現在の福島第1原発で保管中の汚染水を再浄化せず、1年間、海に放流する場合、韓国国民が受ける放射線被爆線量は一般人に対する線量限界、年間1mSv(ミリシーベルト)の約3億分の1の水準だ。シーベルトは放射線が生体に及ぼす影響を現わす単位だ。
しかし、隣国に被害を与える可能性のある事項を決めながら十分な情報と説明がなかった点に対して日本政府が韓国国民に謝らなければならないと強調した。
また、放流決定過程、放流が韓半島海域に及ぼす影響評価結果、放流監視方案を提示せよと明らかにした。
今後、汚染水放流計画検証と監視過程に韓国の専門家が参加できるようにすることも要求した。
韓国原子力学会はまた「韓国政府は日本政府に適切対応できなくて混乱事態を招いたことを反省しなければならない。政府に国民の健康と関連産業保護を最優先価値とし、政治的・感情的対応を自制して科学的事実に基づいて実用的に問題を解決していくよう促す」と述べた。
キム・ウヒョン記者
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NHK
韓国の原子力学会 処理水の海洋放出「韓国への影響はわずか」
政府が東京電力福島第一原発のトリチウムなどの放射性物質を含む処理水を国の基準を下回る濃度に薄めて海に放出する方針を決めたことをめぐり、韓国の原子力学会は韓国の国民への影響はわずかだとする見解を発表しました。
東京電力福島第一原発で増え続けるトリチウムなどの放射性物質を含む処理水について、政府は今月、国の基準を下回る濃度に薄めて海に放出する方針を決めました。
これについて韓国の原子力学会は26日、見解を発表し、このなかで仮に現在、福島第一原発に貯蔵しているすべての量を1年間放出しても「韓国の国民の被ばく線量は無視できる水準だ。影響はわずかだ」と指摘しました。
学会では「韓国の大半のメディアは放射能の恐怖をあおる報道をしている。学会は過度な放射能への恐怖と水産物への不信感が解消されることを望む」としています。
また、学会は韓国政府に対し政治的、感情的な対応を自制し科学的な事実に基づいて問題を解決するよう求める一方、日本政府には韓国側に十分な情報と説明を提供しないまま一方的に放出を決めたとして遺憾の意を示しました。
韓国ではメディアや市民団体から懸念の声があがっていて、韓国政府は「国民の健康と安全などを最優先の原則とし、国際社会との協力のもと必要な措置をとっていく」としています。
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