司法試験を突破する哲学at SHIHOU
司法試験を突破する哲学 - 暇つぶし2ch21:氏名黙秘
16/02/24 13:13:04.79 1W6NZP2w.net
ウィルフリド・セラーズはクワインと並んで20世紀アメリカを代表する哲学者であり、『経験論と心の哲学』は分析哲学のひとつの金字塔である。
ローティやデイヴィドソン、デネットといった面子もセラーズに対するリスペクトを隠さない。
ローティが選ぶ、分析哲学に重要な転換をもたらした三冊
1)クワイン『経験論の二つのドグマ』(1951)
2)ウィトゲンシュタイン『哲学探究』(1953)
3)セラーズ『経験論と心の哲学』(1956)
「その中でもセラーズの著作が知られる度合い、論じられる度合いが最も小さい」byローティ
デネットは自身が属している学派である機能主義を創始したことをセラーズに帰しているし、
クワインの系譜に属するデイヴィドソンも「私はウィルフリド・セラーズによって概念化されていない所与なるものの愚劣さを説得された」と述べている。
にもかかわらず知名度は決して高くない。母国ですらクワインと比べれば地味な存在でありつづけた。それはなぜか。
1)クワインがアメリカの哲学界の権威だったハーバード大学だったのに対し、ピッツバーグ大学だったことが名声と影響力に差を生んだ
2)古代や大陸系の哲学の知識を駆使した晦渋な論述のスタイルが多くの分析哲学者を遠ざけた(ローティ談)
しかしピッツバーグのセラーズの弟子にあたるブランダムやマクダウェルの言及によって近年再評価高まる。
URLリンク(d.hatena.ne.jp)


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