使える予備校本・使えない予備校本at SHIHOU
使える予備校本・使えない予備校本 - 暇つぶし2ch456:氏名黙秘
20/09/18 13:19:36.90 9liEgOU5.net
先日、複数の書き込みをした者です。
>>455さんの書き込みに関連して、思うところを書きます。
憲法に限らず、最終的な到達点として、判例の事案や一般的な規準を示した部分について理解し記憶することは重要だと思います。
もっとも、入門段階で判例を仔細に読み込むことは時間がかかり、忘却も考慮すると全体の把握を阻害します。
判例の射程を考える上での事実関係や法的評価については、一通り全体を終えた後、問題演習に伴いあるいは優先度の高い重要部分から実施すべきであるように思います。
特に憲法に関して言えば、他の領域とは色味が異なるところがあるため、最初は一般的な判例の評価の理解に留めることが現実的であると思います(判例を読み込むというスタイルはお勧めできません。)。
基本的人間の分野では、主として判例の示した規準そのものだけでなく、むしろ、観点別に整理することが有益であると思います。他方、統治機構などの分野では、判例の示した規準そのものを再現できることが重要である場合が少なくありません。
憲法の短答式試験では、評価の正規分布を取るため判例の細かい表現についても問われるため、知識として押さえる必要があります。
判例の読み込みは、短答式試験との関係でも有益であり、この段階において対応すべきであると思います(したがって、憲法は、民法、刑法より早い段階で短答兼論文対策をすることがあり得ると思います。)。
入門段階あるいは短期間で全範囲を網羅する目的の方は、差し当たり、予備校本や体系書に記載された判例の意味が(事実関係や法解釈の根拠が不明などの理由で)分からない場合に限り、百選程度の分量の判例集に当たるのがよいと思います。


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