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大惨敗の石破首相、たった1ヵ月で「退陣危機」へ…あの「腹出し集合写真」が予言していた「絶望的な人望のなさ」が命取りになった(御田寺 圭) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
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2024.10.28
総選挙で石破自民党が喫した、歴史的大敗―その原因が「石破失脚をねらった陰謀・クーデター」の類いではないとしたら、自民党内の「石破首相のために」という“熱量”が小さかったからではないか。
前編記事【石破自民が無惨なボロ負け、「誰も気付かなかった本当の原因」とは…麻生太郎の陰謀でも、高市早苗のクーデターでもなかった】に続いて考察してゆく。
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だれも「まずいですよ」と言ってくれない
いま思えば、石破氏が総理に就任したときに撮影したあの集合写真の騒動も、人望のなさとそれに起因する周囲の熱量の小ささによって重大なインシデントが起こることを暗示する、ある種の「伏線」だったように見える。
皆さんも覚えているはずだ、内閣発足時に撮られた写真の騒動を。石破氏はサイズ感が合ってないダボダボのモーニングを着用し、お腹はシャツがはみ出して「地肌が露出しているのではないか」と大騒ぎになり、さらに新品のメガネには使用時に剥がすべきロゴシールが貼られたままだった。
モーニングのサイズ感は急な総理就任で誂えが間に合わなかったという理由もあるかもしれないが(それだって総理大臣ともなると高級百貨店が特注を受けてくれるのだから、対処できないことはないはずだ)、さすがに腹が出ていたりメガネのシールがそのままだったりするのは、「だれかが指摘すればすぐに直せる」たぐいのものだ。しかし、石破首相はだれからの指摘も受けることなく、そのままパシャリと写真に納まってしまった。
これも結局のところ「ククク……石破のヤツに出鼻から恥をかかせてやろう」と反石破系のだれかが邪な企てを行ったのではなく、「石破首相に恥をかかせるわけにはいかない!!」と誰も本気では考えない程度に、みんなの“熱量”が小さかったせいで生じたハプニングだったのではないだろうか。
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(略)
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