24/05/28 08:08:01.58 rQfIKW0M9.net
与野党対決となった静岡県知事選の敗北は、岸田文雄首相に痛手となった。
衆院3補欠選挙「全敗」に続く敗退に与党内では、今国会での衆院解散は困難との見方が強まる。自民党内では首相の自発的辞任に期待する声も漏れた。
首相は27日、知事選敗北について「しっかり分析する」と述べた。衆院解散については「政治改革、先送りできない課題に専念し、結果を出すことに全力を挙げている。それ以外のことは考えていない」と語った。
4月の衆院3補選後、静岡知事選を巡り、党内には推薦見送り論も出たが、首相の指示で与野党対決の構図にあえて持ち込んだ。結果は7万票以上の差をつけられて敗退。判断は完全に裏目に出た。
背景にあるのは、自民派閥の裏金事件に向けられた世論の不信感だ。自主投票を選んだ公明党からは「早期解散は絶対にやめてもらいたい」との声が相次ぐ。
林芳正官房長官は27日の記者会見で、静岡知事選に関し「地方選は地域の課題に対し、地元の皆さんが判断するものだ」と指摘。政権への評価には直結しないと強調したが、額面通り受け止める向きは与党内にほとんどない。
週内の政治資金規正法改正案の衆院通過を目指す自民は、28日から与野党修正協議に臨む。折しも27日には自民議員が派閥からのキックバックを用いて税優遇措置を受けたことが発覚。世論の批判が収まる気配はない。
「首相を『選挙の顔』にはできないことは皆分かっている。自発的にお辞めいただくのがいいのだが」。ある閣僚経験者は27日、周囲にこう漏らし、首相の「引き際」に言及した。
時事通信
5/28(火) 7:06配信
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