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朝鮮人追悼碑 代執行で撤去問題 来月11日の総会で「守る会」解散し新団体に 群馬県庁で会見：東京新聞
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2024年4月24日 08時23分
群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」にあった朝鮮人労働者追悼碑が行政代執行で撤去された問題で、碑を管理していた市民団体が23日、県庁で会見し、5月11日に開く総会で団体を解散して新たな団体を立ち上げ、歴史問題などに取り組む意向を示した。
市民団体は「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を守る会」。
1998年9月に追悼碑を建てる会として発足。碑の建立に伴って「守る会」と名を変えて管理を担ってきたが、碑の撤去を受け、守る活動に終止符を打ち、総括した上で新たな活動へ刷新することにした。県との裁判を支援していた「『追悼碑裁判』を支える会」も同時に解散する。
メンバーたちは長期的に碑の再建を目指し、県内の戦時中の歴史を確認できる場所などで学習会を開いて事実を伝える活動に取り組む考えも示した。
碑の撤去後、歴史認識問題への関心が高まり、10件前後の講演や報告の依頼があったといい、6月にはソウルで開かれるシンポジウムにオンライン参加する予定。「代執行という非常の手段が行われたことで、注目が集まる結果になった」と話した。
解散を決める総会は午後2時から、前橋市大手町の県教育会館で、追悼集会を兼ねて開く。撤去された追悼碑の名や碑文などのプレート3枚や、アーティスト白川昌生さんの碑の実物大作品を展示する。（羽物一隆）