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東京都の小池知事は２９日、衆院東京１５区の補欠選挙（４月２８日投開票）で、特別顧問を務める都民ファーストの会が設立した政治団体から新人候補が出馬すると明らかにした。取り沙汰されてきた知事の１５区からの国政復帰はなくなり、７月の知事選で３選を目指すとの見方がさらに強まった。
定例記者会見で、質問に答えた。擁立するのは、作家の 乙武おとたけ洋匡ひろただ 氏（４７）。都民ファが国政進出のために設立した「ファーストの会」の公認候補か、推薦候補として出馬する見通し。
１５区補選を巡っては、知事が国政復帰を狙って自ら出馬するとの臆測が流れた。会見で問われた知事は、「取り沙汰していたのは、皆さんじゃないでしょうか」と笑いを誘った。ただ、知事選への態度については、「（２８日に）都民のニーズに合った新年度予算が成立した。そういう意味で、都政をしっかりと進めていく」と述べ、明言を避けた。
都関係者は「３選を目指す可能性が高まった」とした一方、「今回の補選で応援した候補者が負ければ、知事選にも影響する。知事としても絶対に負けられないはずだ」と指摘した。
読売新聞
2024/03/30 06:34
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